アトラス彗星
アトラス彗星(C/2024 G3)は、2024年4月5日にアトラス天文調査によって発見された彗星で、太陽系を8万660年かけて周回する長周期彗星です。中国の紫金山天文台と南アフリカのATLAS望遠鏡が初めて確認し、太陽系の遥か外側にあるオールトの雲からやって来たと考えられています。今回の回帰の際に惑星などの引力の影響を受け、現在の軌道はわずかに変化し、双曲線軌道となっています。このため、ゆくゆくは太陽系の外に出て行き、二度と戻らないと推測されます。地球への最接近は10月13日で彗星の見かけの位置が太陽から離れて夕方の西の低い空で観察できました。